寝ろ

 サッカーのプレミアリーグ(2015~2016シーズン)にて岡崎慎司が所属するレスターが優勝した時、前評判の低さから「ミラクルレスター」と言われ称賛された訳だが、「当該シーズンでレスターが優勝する」という条件での賭けがかなりの高オッズであった事は、ギャンブラーなら聞いたことがあるだろう。

 シーズン開幕時だったか、当時のオッズは約5000倍である。

 

 話は変わるが、オオタニサン(牡29)の帯同馬?のイッペイサン(牡39)が世間を騒がしている問題、ギャンブラーからすると一番興味があるのは、イッペイサン(通)が所謂インサイドな情報を得ていたか否かだ。

 総賞金を見るに着外を繰り返していたようなので可能性は薄いだろうが、ゼロとも言い難いのではないかと思う。青天井に出走できただろうし。転入直後のドジャース厩舎としては傍迷惑な話である。

 畑は違うが、NBAでも最近賭博関与の疑いで調査が入る選手がいるとか。蚊帳の外からお金を賭けるしかない我々には何とも考えさせられる。

 

 最後にするが、「レスターが優勝する」オッズが5000倍だった時、「ネッシーが見つかる」オッズが500倍、「エルヴィス・プレスリーが実は生きてた」オッズが2000倍だったらしい。メーカーは節穴なのか、それともレスターの厩務員…奇跡に失礼か。「このブログが今年中に再度更新する」オッズを10000倍にして一儲けとさせてもらうとしよう。

寝ろ

 アラサーにもなると年始もヌルっと過ぎていく訳で、何なら今日の運転中に見た朝焼けが1番初日の出ぽかった気がします。後は「令和6年」っていう字面が若干痒いだけで、すっかり2024年ですね。

 

 当ブログ管理人も一応趣味が浦和競馬と言うことで、大して追えてなかったですが2023年の振り返りを。

 

 去年は100年振りに正月開催が浦和からと言うことで、初日は盛況でしたね。旧スタンドでトーセンの初競りも行われ、水野厩舎が小久保将軍とのデットヒートの上、3050万でお買い上げ。ですが「熟成が流行りの為1年は寝かせる」とのコメントを残し去年は全休。今年はジョーダンSから始動予定との事で楽しみです。

 

 また梅雨入りからは「安全対策の為」という名目で全レースがチャリオットを用いた形式となり、蹄鉄に水掻きをつける必要が無くなりました。

 チャリオットのレースは未経験のジョッキーが多いのが懸念点でしたが、かの有名なチャリオットマスター、ジャン・ピエール・ポルナレフさんが指導に来日し、「凱旋のAT中しか知らん」と零してた橋本Jが結果的にはリーディングを獲る等、ジョッキーの技術向上に貢献して頂けました。

 

 12月には恒例の浦和記念が行われ、鞍上の的場文男Jが馬場先通りから返し馬を行ったメルセデスベンツコースレコードで優勝しました。「チャリオットの盲点をついた走り」と物議を醸してはいたものの無事に確定した事で、2024年は更なるレコード更新に期待大です。

 

 

 

 

 以上。寝れなかったので適当に書いてたけど飽きたので寝れそうです。真に受けた人にはトーセンの単勝に全ツする権利をプレゼント。就寝。

 

「絶対に使えない」煮干式隊列論パート1 大前提とポジション定義

 私は既に老害である。

 

 今回の内容は、5年か6年程前に日刊競馬左海誠二を睨みながら考えていた内容と変わらない。一切のアップデートがない状態で書いている為、今となっては貴方の予想力を向上させる事はまず無いと言っていい。鵜呑みにすると必ず負けるぞ。つまり、今から貴方の脳内に坐殺博徒をすると言うことだ。注意されたし。つまるところこの文章は、インターネットにぶん投げておけばちっとは備忘録になるだろうという、その程度のものである。

 

 それこそ調子の良い時には、聖地である浦和では甘でもマックスでも30回転ハマらない状態だった訳だが、令和に入った頃には怪しさを感じていたし、平日の昼間が空かなくなってからは青天井だ。

 

 良い時代を楽しんだ同志は当時を懐かしみながら、これから沼にハマる方は斜に構えて読んで頂ければと思うし、いい加減老害ムーブは自重しようと決意しながら、本編です。

 

 ○大前提の話

 

 隊列の話をする前に、読者の方々には下記の3つを納得して頂きたい。

 

1.調教とパドックは見るな

2.同じクラスで実力に差がある馬など存在しない

3.公平なコースなんてクソくらえだ

 

 無茶苦茶だと思ったそこの貴方、正しいぞ。実に正しい。ただ、隊列を考える上では大事なのである。

 「矛盾した事を言って良いのは武器商人だけ」とは漫画「ヨルムンガルド」での台詞だが、私自身、上の3項目は全くの間違いだと思っている。

 ハナ差でも負けは負けだし、直前の状態を調教やパドックで探るのは大事な作業だ。実力差が無ければ無敗の3冠馬なぞ生まれないだろうし、多くの人がフェアなコースでの戦いを望んでいる。

 私が言いたいのは、隊列を考える上では全くの無駄、邪魔なデータであるという事だ。

 

「実力、状態の差なく、コース上の有利不利でのみ着差が生まれる」

 

 この状況こそが隊列を考える上での理想であり、下地であり、個々の実力や状態は最後のちょっとしたスパイスでしかない。

 

 

○ポジションの話

 

  ③        ○

 ②     ○

①   ③   ⑤   ⑦

 

 上の暗号は、南関東競馬ファンには御用達であるが、SNSとかパドックで呪文唱えてる猛者からフワっと聞いただけで、いまいちよく解らない人もいるのではなかろうか。恐縮ではあるが、第1回の今回はこの暗号を私なりに定義付けさせて頂く。

 

 結論から言うと「第2コーナー通過後の通過順」である。では個別に解説しよう。

 

➀ハナ。所謂逃げ。本線の自力。

➁外2。ハナに半馬身~2馬身程の差で1頭分外を追走する馬。別線の自力その1。

③外3。ハナに半馬身~3馬身程の差で2頭分外を追走する馬。要らない。別線の自力その2。

③イン3。ハナに1馬身~4馬身程の差でハナと同じコースを走る馬。ハナの2番手。

○外2の後ろ。カウントしない。

○外3の後ろ。ここに馬はいない。

⑤イン5。イン3に1馬身~2馬身程の差でハナと同じコースを走る馬。ハナの3番手。

⑦イン7。イン5に1馬身~2馬身程の差でハナと同じコースを走る馬。ハナの4番手。

 

 ここまでが重要なポジションであり、これ以降のポジションはいないものとしている。

 

 各ポジション解説において、他の有識者との細かな違いはあると思うが、当ブログでは上記の内容で話を進めさせて頂く。

 

 ここからは新たに出できたワード「自力」と「番手」について、各ポジションの関係性を交えて纏めていくつもりだが、あまりにも長文になるので続きは次回。もう一度モチベが上がった時に。

 

左よありがとう

 Twitter大好きな某オーナーのツイートが流れてきて、私は初めて左海誠二の訃報を知った。SNSの拡散力が無ければもう暫くは耳に入らなかっただろう。感謝というか知りたくなかったというか。

 

 平成後期の浦和競馬に足繁く通った私からすれば、浦和競馬とは左海誠二であり、この男を如何にして御すかに頭を悩ませたものである。

 

 年月とは怖いもので、「左」が蹂躪していた浦和は今や珍しいものになったし、TwitterはXになり、なんなら「ツイート」ではなく「ポスト」と言うらしい。時代に合わせて生きるのが出来るのが人間なんだろうが、当時から「浦和競馬が私に合わせろ」のスタンスを敷いていた私には厳しさを感じるし、今回の知らせは何か、本当に1つの時代が終わった感じがしてならない。

 

 Xを開いてみたら、ザキシュンが「左海誠二さんとの楽しい思い出を呟いて」みたいな事を言ってた。大変良い事だとは思うが、「左」はどちらかというとヒール役で、実は良い思い出は大してないんだ。ゴメンよザキシュン。

 

 そんな訳で、長文&駄文でザキシュンの意にそぐわないので、ブログに吐いて追悼とさせて頂く。

 

 心よりご冥福をお祈り致します。

予想屋さんの件が白紙になった話

お久しぶりです。ただの報告なのですが、ブログに書いておきます。

タイトルの通り、南関東公式の予想師、いわゆる「場立ち」になるべく準備をしてきましたが、白紙になりました。

原因としては、新型コロナウイルスの影響により、これまでと同様の本場での営業が出来ていないこと、そして未だ再開の目処が立たないことで、新人の助手になる私の育成等に注力出来ない、という感じです。

去年から面談等の準備をし、今年の4月からの助手としての活動開始もずっと延期しておりましたが、コロナによる影響は9月末になっても状況が殆ど改善しませんでした。

少なからず応援して頂いた方々には感謝と同時に、このような結果となってしまい申し訳ございません。

以上になります。南関東競馬にまた以前の活気が戻ることを切に願います。

予想屋さんの件が白紙になった話

お久しぶりです。ただの報告なのですが、ブログに書いておきます。

タイトルの通り、南関東公式の予想師、いわゆる「場立ち」になるべく準備をしてきましたが、白紙になりました。

原因としては、新型コロナウイルスの影響により、これまでと同様の本場での営業が出来ていないこと、そして未だ再開の目処が立たないことで、新人の助手になる私の育成等に注力出来ない、という感じです。

去年から面談等の準備をし、今年の4月からの助手としての活動開始もずっと延期しておりましたが、コロナによる影響は9月末になっても状況が殆ど改善しませんでした。

少なからず応援して頂いた方々には感謝と同時に、このような結果となってしまい申し訳ございません。

以上になります。南関東競馬にまた以前の活気が戻ることを切に願います。

第6話~浦和所属ジョッキー名鑑part2

連闘チャレンジ。前回の続きです。詳しくは第5話参照です(ステマ)。今回は加藤和博~高橋哲也の4人です。

加藤和博(川島豊厩舎所属、1994年初騎乗)

通称カトパク(ウチパクのパクりとか言わない)。メジロ冠に若干似てる地味めな勝負服に、川島豊厩舎という浦和でも屈指の地味め厩舎所属。おまけにケガで最近復帰したばかりとライトな南関ファンには印象の薄いジョッキーかも知れません。
しかーし!このウチパクさん…じゃなかった、カトパクさん。玄人達にはかなり人気のジョッキーなんです。
大きな理由はやはり代名詞のイン差しではないでしょうか(オッドアイ×カトパクは浦和の宝)。もう少し細かくいうとイン3~イン2列目にしっかりと拘ってポジションを取ってくれること。川崎所属の藤江なんかに似てますね(初心者は常に置いていくスタイル)。
要するに「インを使える南関ジョッキーは買える」っていうのを体現してる典型的なジョッキーだと思います。今年まだ2勝だけど。頑張れウチパ…じゃなかった、カトパク!

・國分祐二(冨田敏厩舎所属、2007年初騎乗)

「國分ジョッキーが大好きです!」って今思ったそこの貴方、もう私のブログなんて読む必要ないです、とっくに浦和フリークです。
2007年デビューと浦和ジョッキーの中ではまだまだ若い方ですね(といってももう11年目ですが)。岡田さんや後輩の見越とお手馬を取り合う状況なのか、お世辞にも馬質には恵まれないジョッキーの1人。國分が人気を背負うと予想屋とスタンドのお爺さんがざわつきます。
ですが朗報もあるんです。実は國分ジョッキー、今年は既に3勝と去年の1勝を上回る活躍を魅せているんです(ぜ、前進には違いない)!
要因は乗鞍を求めて冨田厩舎に所属を変更した事でしょう(以前は水野厩舎所属)。元々冨田厩舎にお手馬が多かった國分ジョッキー。今年が飛躍の年になるか!?

繁田健一(海馬司厩舎所属、1998年初騎乗)

遂にこの人を取り上げる日が来ました。浦和ナンバーワンジョッキー、繁田健一神の登場です(地味に海馬司厩舎所属と知って動揺を隠せない)。
唸る豪腕でゲートからゴール前かの如くムチを飛ばしてハナを取り、インに潜れば内ラチに突き刺さるのではと思うくらいイン突きに拘りをみせ、立ち後れたと見れば無謀とも思える向こう正面捲りをカマす姿はまさに神レベルの傲慢(これでもめっちゃ褒めてる)。
コンスタントに勝ちを積み重ねて常に浦和勢の勝ち頭を守っている要因は、単に馬質のお陰ではなく上記のイチかバチかの騎乗スタイルの賜物だと思います。
しかしながらその強引過ぎる騎乗はしばしばレースを壊します。巷では繁田神が無謀な向こう正面捲りをカマすことを「神々の遊び」と言うとか言わないとか。どうか多めに見てやって下さい…。

・高橋哲也(牛房榮厩舎所属、1999年初騎乗)

浦和の午前中のC3戦あたりで、マイネル冠をパクった勝負服(私しか言ってない)がいつの間にか外から突っ込んできて穴を開ける。こんな場面に遭遇した事はありませんか??そいつがタカテツこと高橋哲也です。
ある程度浦和競馬場に通いつめると、どうしても展開の利を先行馬、もっと細かく言うと逃げ馬に置きがちになる事は、南関フリークであろう読者の皆様ならわかると思います。
「とりあえず逃げ馬から…」なんて安直な気持ちで午前のレースを買う。すると不思議な事に突っ込んでくるんですよねぇ…。タカテツが。浦和七不思議の1つです。
勿論展開に左右はされますが、タカテツの差しは時折ホントに綺麗にハマります。理由は田倉のおっちゃん曰く「タカテツは馬場は読めるからね」だそう(これも前に書いたな…)。
ですがしっかりとインを手繰りながらコーナーを回ってくる事は見ているとわかると思います。是非ともブン回してる時の繁田神と比べてみて頂きたい(神への冒涜)。
ここまでベタ褒め?のタカテツですが、去年12勝、今年3勝の成績は元々差しが決まりづらい浦和に所属している宿命でしょうか。いやまだまだやれるはず。「タカテツ差せぇ!」と叫びたい。頑張れタカテツ!!