第6話~浦和所属ジョッキー名鑑part2

連闘チャレンジ。前回の続きです。詳しくは第5話参照です(ステマ)。今回は加藤和博~高橋哲也の4人です。

加藤和博(川島豊厩舎所属、1994年初騎乗)

通称カトパク(ウチパクのパクりとか言わない)。メジロ冠に若干似てる地味めな勝負服に、川島豊厩舎という浦和でも屈指の地味め厩舎所属。おまけにケガで最近復帰したばかりとライトな南関ファンには印象の薄いジョッキーかも知れません。
しかーし!このウチパクさん…じゃなかった、カトパクさん。玄人達にはかなり人気のジョッキーなんです。
大きな理由はやはり代名詞のイン差しではないでしょうか(オッドアイ×カトパクは浦和の宝)。もう少し細かくいうとイン3~イン2列目にしっかりと拘ってポジションを取ってくれること。川崎所属の藤江なんかに似てますね(初心者は常に置いていくスタイル)。
要するに「インを使える南関ジョッキーは買える」っていうのを体現してる典型的なジョッキーだと思います。今年まだ2勝だけど。頑張れウチパ…じゃなかった、カトパク!

・國分祐二(冨田敏厩舎所属、2007年初騎乗)

「國分ジョッキーが大好きです!」って今思ったそこの貴方、もう私のブログなんて読む必要ないです、とっくに浦和フリークです。
2007年デビューと浦和ジョッキーの中ではまだまだ若い方ですね(といってももう11年目ですが)。岡田さんや後輩の見越とお手馬を取り合う状況なのか、お世辞にも馬質には恵まれないジョッキーの1人。國分が人気を背負うと予想屋とスタンドのお爺さんがざわつきます。
ですが朗報もあるんです。実は國分ジョッキー、今年は既に3勝と去年の1勝を上回る活躍を魅せているんです(ぜ、前進には違いない)!
要因は乗鞍を求めて冨田厩舎に所属を変更した事でしょう(以前は水野厩舎所属)。元々冨田厩舎にお手馬が多かった國分ジョッキー。今年が飛躍の年になるか!?

繁田健一(海馬司厩舎所属、1998年初騎乗)

遂にこの人を取り上げる日が来ました。浦和ナンバーワンジョッキー、繁田健一神の登場です(地味に海馬司厩舎所属と知って動揺を隠せない)。
唸る豪腕でゲートからゴール前かの如くムチを飛ばしてハナを取り、インに潜れば内ラチに突き刺さるのではと思うくらいイン突きに拘りをみせ、立ち後れたと見れば無謀とも思える向こう正面捲りをカマす姿はまさに神レベルの傲慢(これでもめっちゃ褒めてる)。
コンスタントに勝ちを積み重ねて常に浦和勢の勝ち頭を守っている要因は、単に馬質のお陰ではなく上記のイチかバチかの騎乗スタイルの賜物だと思います。
しかしながらその強引過ぎる騎乗はしばしばレースを壊します。巷では繁田神が無謀な向こう正面捲りをカマすことを「神々の遊び」と言うとか言わないとか。どうか多めに見てやって下さい…。

・高橋哲也(牛房榮厩舎所属、1999年初騎乗)

浦和の午前中のC3戦あたりで、マイネル冠をパクった勝負服(私しか言ってない)がいつの間にか外から突っ込んできて穴を開ける。こんな場面に遭遇した事はありませんか??そいつがタカテツこと高橋哲也です。
ある程度浦和競馬場に通いつめると、どうしても展開の利を先行馬、もっと細かく言うと逃げ馬に置きがちになる事は、南関フリークであろう読者の皆様ならわかると思います。
「とりあえず逃げ馬から…」なんて安直な気持ちで午前のレースを買う。すると不思議な事に突っ込んでくるんですよねぇ…。タカテツが。浦和七不思議の1つです。
勿論展開に左右はされますが、タカテツの差しは時折ホントに綺麗にハマります。理由は田倉のおっちゃん曰く「タカテツは馬場は読めるからね」だそう(これも前に書いたな…)。
ですがしっかりとインを手繰りながらコーナーを回ってくる事は見ているとわかると思います。是非ともブン回してる時の繁田神と比べてみて頂きたい(神への冒涜)。
ここまでベタ褒め?のタカテツですが、去年12勝、今年3勝の成績は元々差しが決まりづらい浦和に所属している宿命でしょうか。いやまだまだやれるはず。「タカテツ差せぇ!」と叫びたい。頑張れタカテツ!!